夕暮れの庭から

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zoom RSS 自分だけの城

<<   作成日時 : 2008/03/07 21:03   >>

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 孫達が薪用の木材でつくった砦みたいなものに入って遊んでるようだ。

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 男の子は、みんな自分の城を持ちたがる。かつて自分もそうだった。

 むかし、北国の子供が雪室(ゆきむろ)に入って遊んでいる絵本の挿絵を見てうらやましいと思った幼時の記憶がある。大量の雪など積もらない土地に住んでるわたしには、とても実現しそうもない夢であったのだが。

 次に、中学生になって蔵座敷を占拠して自分一人だけの勉強部屋にした時代がある。洋間というものに憧れていたので、ある日すべての畳を上げてしまって、そこへ花茣蓙を敷いたら見てくれは洋間そっくりになった。
 喜んで、そこに寝起きをしていたら、晩秋の頃だと思うが夜半に強風が吹き荒れたのだ。
いきなり茣蓙はまくれ上がって、ばたばたと音を立てて動き回り、寝ていられなくなってしまった。古い日本家屋では畳を敷くための板の間は隙間だらけなので、床下から吹き込んだ風がわるさをしたのだ。これで、洋間で過ごすという野望は一夜にして消えたのである。

 今、大人になって、自分の家を持つことができた。しかしながら、これは子供の頃に欲しかった自分の城かというと、やはり違う気がしてならない。といっても、何処が違うかと尋ねられたら理由をあげるのに困るのだが。

 たぶん自分だけの城は漠然とした夢の中のもの、言い方を変えれば、永遠に実現しないものかもしれない。沈丁花の香りのように、実態がありそうで掴めない。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
男の子は女の子よりも優しいと思ったことが、小学校高学年の頃ありました。
乱暴なようにみえる男の子がどこかで労わってくれたり、弱いものは虐めないということも感じました。女の子は自分に酔うところがあるけれども、男の子はもう少し直接的なように思えるのです。

ロマンチストなのも男の子の方が多いかなと思います。(勿論、女の子の好さもよく分かっていますよ。。(^_-)-☆ ) その夢見がちな男の子たちの夢見る城は、永遠に手に入らない・・・叶えられないのですね。"^_^"
ペパーミント
2008/03/08 20:47
子供の頃の、夢見たお城ではないかもしれない我が家・・、でもしかし、これが昔、男の子だった男の人の理想のお城なんだと、私は思いたいです。
でも、もしかしたら和井さんにとっては、お孫さんたちが入っている『砦』が理想なのかもしれませんね。
いいな〜と、指でもくわえたい思いで見ていらっしゃるのでは?ヽ(⌒∀⌒)ノ
お啓
2008/03/08 21:43
ペパーミントさん 白馬の騎士に逢いましたか。
ロマンチストとは格好いいが、要するに甘いのですね。
 役にも立たない理屈を言ってる間に、強い女性たちに現実社会を占拠されてしまっている。街を歩くと痛いほど思い知らされます。
和井 圭
2008/03/09 09:34
お啓さん ははは、分相応のお城かもしれませんね。

 子供が純だとか、その頃に帰りたいとは考えませんけれど。
砦に入って他のなにもかも忘れてひたすらに遊ぶ、という境地はうらやましいのです。
和井 圭
2008/03/09 09:44

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