めったに乗れない車

 また遠くで救急のサイレンが聞こえる。幸いにも未だ緊急車両には乗ったことはない。
同年の友達の多くは一度ならず複数回乗ってるというが。たいがいが心筋梗塞だ。

 うちのワイフは2回乗ったという。本人のせいではなく一度は義妹のところの婆ちゃん
が運ばれたので一番近くに居たのがはずみで、だそうだ。二度目は娘がバス停で転び膝を
打って動けなくなって救急車を呼び、一緒に乗って病院に行ったのだそうだ。
 あんまり言いたくないのだが、彼女はパトカーにも乗ったこともある。新婚早々のころ
夫婦喧嘩をしたら家を飛び出して実家に帰ろうとした。夜更けで電車もバスもなく、歩い
ていたらパトカーに出会って、物騒ですからと送り届けてくれたというのだ。

 わたしはダンプカーには乗ったことがある。あんなもんに乗った経験を持つ人は滅多に
いないだろう。

 クレーム処理を担当した若い頃の話だが。営業から青梅の山奥でカーラジオに雑音が入
って具合が悪いという。早速行ってみたらダンプトラックの若い運転手で、とにかく実物
を聞いてくれと訴えられ、同乗することになった。

 初めて乗った助手席の眺めは凄いものだった。二階に上がって見下ろすようなもので、
森の中の街道さえ狭く感じられる。山の中の砂利集積所から町へ向かう往路では、土砂が
山積みした状態で突っ走るのだ。壮観というほかはない。確かにラジオは雑音が入る。

 帰りは、行きに増して物凄かった。ダンプというやつは土砂を満載したら安定走行する
ように設計されているのだそうだ。空のトラックは悪路を行くと車体を揺すって飛び跳ね
るように走る。その振動たるや生半可ではない。運ちゃんは時間内に運んだ砂利の量で
賃金が決まるから、できるだけスピードを出すのだ。
とても気分爽快とは言えないものだった。

 ところで、クルマを断念して久しいのに夢の中では未だに乗用車を運転している。

この写真は記事とは無関係、2005年韓国のソウル市内のバス風景。
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この記事へのコメント

ひろし
2012年10月28日 03:17
救急車、パトカーに乗られたそうで。
こちらは救急車に3回便乗しましたが、スピード遅いですね。
5~70キロでスッ飛ばすかと思ったのに。
ダンプに乗られて何時もと違う世界だったでしょう。
ひろしは署の駐車屋方のトラックに数度乗りました。
ひろしも夢で何度か車運転を。

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