二人掛けの席

 平日の昼間にバスに乗ると、二人掛けの席の通路側に座るオバサマ達を見て奇異に感じる。混んでない時間帯だから、まあ何処に座ろうと構わないが、混み始めてもそのままで平然と座っていて他人に譲る気配がない。

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 気が付くと気になるもので、カウントしてみたら熟年のオバサマの8~9割はそうである。
比較的若い女性やオジサンたちは初めから奥に座るか、混み始めると奥に移動して他の人を座らせようとするのが多い。これは歴然と差があるので、まもなく勘定するのは止めてしまった。しかし、何故だろうという疑問はぬぐいきれない。

 その疑問はまもなく答えらしきものが見つかった。

 ある日、そうした状態の席に、似たようなオバサマが現れて奥の席に平然ともぐりこんだのである。先客も平然と通している。まさに阿吽の呼吸である。やがて、バスが停まったと思ったら、先客は降りていったのである。

 なるほど、通路側に座るのは、途中でまもなく降ります、という意思表示らしい。他人を座らせたくないという嫌がらせではないようだ。同類項にはそれが判ってるから、奥の席に平気で座ったのだ。

しかし、他の種類の人間にはわからないだろうし、やはり迷惑じゃないかな、というのがわたしの結論である。

 しかし、わたしも暇だねえ。何処に行くにしてもいったんはバスに乗らねばならないしね。

 公園の池では、水鳥たちが相変わらず遊んでいる。そこにはカモもユリカモメも混在している。水面は広いからよかったね。

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